北欧 - nordic

北欧風、北欧系というと、日本では「木を使った?」というような「ナチュラル」なイメージを持つ方が割と多い気がしますが、北欧のブランド、メーカーのデザイン照明に関して言えば木を使ったものはそれほど多くなく、むしろPPやスチール、ガラスなどを使った無機質でモダンなデザインがほとんどです。はっきりとした定義はありませんが、間接光を取り入れ、グレア（不快な眩しさ）を抑える構造と、それにより生まれるデザイン性が特徴です。現状、日本で「北欧 照明」と検索すると「ナチュラル」なものばかり出てきてしまうので、これはもうどうしようもないかもしれません（笑）。ガラパゴス北欧風照明といったところでしょうか。もちろんナチュラルなインテリアは北欧テイストに合わせやすいので、気に入ったコーディネートができればそれはそれでいいと思います。

アンティーク風

主にヨーロッパアンティークのイメージです。お部屋をアンティークで揃えるインテリア上級者のかたも多くいらっしゃいますが、高価ですし照明器具となるとメンテナンスなど、なかなか古いものは難しい面もあります。アンティークテイストの新品の照明器具ならば取り入れやすく、比較的簡単に味わい深い雰囲気の空間を演出することも可能。日本の一般的なお家、インテリアにも合わせやすいように、少しポップなテイストを含んだものもオススメしています。

インダストリアル・ブルックリン

「インダストリアルデザイン」というのは「工業意匠」のことなので、これもまた現状の使われ方に疑問を感じます。きっとガラパゴスインダストリアルデザイン照明だと思います。ガラパゴスのほうだとなぜかヴィンテージ風だとか、デザイン性を排除した武骨さに機能美を感じてたりと複雑です。たぶん「工業意匠」を「工場で使われてそうな感じ」と勘違いしてるんじゃないかと推測します。しかしながら今ではそれで通じてしまうので良いのでしょう。ところでインダストリアルピアスって、あれはなんですか？？？
話を戻しますが、ブルックリンテイストというのはレンガづくりの古めかしいアメリカの工業地帯っぽい雰囲気に都会的なファッション性を合わせた、古さと新しさが共存したスタイルです。濃い目のウッドとアイアンを用いたインテリアを使うのが特徴。そこに合わせる照明は暗めのカラーリングが基本。インテリアがヴィンテージ系ならモダンでキレイ系な照明を、逆ならヴィンテージ風の武骨な「インダストリアル」な照明を合わせて古さと新しさを上手く組み合わせるとカッコイイですね。

モダン・アーバン

お部屋を都会的でスタイリッシュな空間にしたいのなら、アーバンスタイルのインテリアがおすすめです。シンプルで大人の落ち着きを感じられるアーバンスタイルのインテリアは、モノトーンカラーでそろえた異素材の家具などで構成されます。シティライクな雰囲気の空間は、きっとホテルで過ごすような高揚感と安らぎを与えてくれる令和のオススメSTYLEです。

ナチュラル・カントリー

ナチュラルテイストはその名の通りナチュラルな素材感を活かした優しい風合いのインテリア。日本の一般的なお家にもっとも合わせやすいのではないかと思います。ただナチュラルと言っても、シンプルモダンなナチュラルテイストもありますし、アンティーク寄りなナチュラルテイストもありますので、一言では表せないキャパがあります。カントリーというのはアメリカのカントリーのことを言いますが、たまにフレンチカントリーとかいう不思議なものも混ざります。最近は南欧テイストとか南欧インテリアと呼んだりしますが、その方がしっくりきますね。いずれもウッドを使用したものやボタニカルなモチーフのもの、白いカラーの照明などがオススメです。